日本語ドメインの長所

執筆日:2007年10月23日

日本語の独自ドメインには、とてつもないインパクトがあります。これは、私自身の経験に基づいて言えることですが、自分が使用している日本語ドメイン名を誰かに書いて教えた場合、アルファベットの独自ドメイン名やEメールアドレスを教えた時とは比べ物にならない程の反響があります。もちろん、その中には、単純に日本語ドメインに初めて接する驚きも含まれている場合が少なくないのですが、それ以上にビジュアル的な(視覚上の)インパクトが大きいのです。そして、その反応を見ている限り、多くの日本人にとって、日本語の独自ドメイン名は頭の中にこびり付くようです。もちろん、その記憶がどれだけ持続するかは、そのドメイン名の覚えやすさや、それを提示された人の記憶力によって大いに異なるわけですが、アルファベットの独自ドメイン名より日本語ドメイン名の方が繊細な記憶に結びつくことだけは間違いないようです。

以上に加え、テクニカルな要素でも、日本語ドメインの普及を促進する環境は整いつつあります。中でも重要なのが、インターネットエクスプローラー7が国際化ドメイン名に対応したことです。不幸なのは、Internet Explorer 7が、機能ばかりやたら充実しているものの、重くて安定性がなく使いづらいことです。このため、インターネットエクスプローラー7はユーザーの不評を買い、マイクロソフト社では、まだ日本語バージョンのインターネットエクスプローラーの自動アップデートを開始していません。巨大になり過ぎたマイクロソフト社が、ブラウザの搭載機能の数ばかり重視して、使い勝手の悪い不人気のインターネットエクスプローラー7を開発してしまったことは残念ですが、これは時間の問題で解決することでしょう。個人的には、マイクロソフトさんにInternet Explorer 7 Liteという、搭載機能の数よりも機敏性を重視したブラウザを発表してほしいと思っていますが、さぁどうでしょう。

もう一つ、日本語ドメイン普及の追い風となっているのが、インターネットエクスプローラーに対抗して登場してきたFirefox(ファイアフォックス)というブラウザです。私も去年、Internet ExplorerからFireFoxに乗り換えましたが、非常に優れたブラウザで、日本語ドメインにも対応しています。Internet ExplorerよりもFirefoxの方が遥かに使い勝手が良いので、インターネットカフェのパソコンにFirefoxが搭載されていなかったら、わざわざ毎回インストールして使用しています。日本にFirefoxが浸透すれば日本語ドメイン環境が更に整うことは間違いありませんが、今のところ日本人の食わず嫌い且つ権威を重んじる体質が災いしてか、未だに日本ではインターネットエクスプローラーが大人気です。しかし、Firefoxの性能上の優位性を考えれば、徐々に日本のブラウザ市場にFirefoxが食い込んでくることは間違いないと思います。検索エンジン王者のGoogleもFirefoxを大変評価しているようで、Google Tool Barを標準装備したFirefoxが市場に出回っています。既にヨーロッパではFirefoxが急速にシェアを広げており、日本は後追いする形になるでしょう。

いずれにしても、Windows VistaにはInternet Explorer 7が標準で搭載されているわけですし、Firefoxやインターネットエクスプローラー7などの日本語ドメイン対応ブラウザの利用者が少しずつ増えていくことは間違いないことです。これに加え、既に検索エンジンは日本語ドメインに対応しているわけですから、Eメールを除いて、日本語ドメインの使用に必要なインターネット環境はほとんど整ったと言えます。後は、大企業や有名人が日本語ドメインを広告宣伝に頻繁に使用するようになれば、日本語の独自ドメイン名は爆発的に普及することでしょう。

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